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「レインメーカー」マット・デイモン主演

1990年代
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巨匠コッポラが豪華俳優陣で描く法廷ドラマの傑作

1997年 アメリカ

原題:The Rainmaker

監督:フランシス・フォード・コッポラ

出演:マット・デイモン、クレア・デインズ、ジョン・ヴォイト、ダニー・デヴィート、ミッキー・ローク、ロイ・シャイダー、ダニー・グローヴァー他

上映時間:135分

以前、本ブログでも紹介した「評決のとき(1996年)」に続く、ジョン・グリシャム原作の映画化作品の一本である。グリシャム原作は全作品レベルが高く、キャストも豪華だが、本作はマット・デイモンの好演もあり一際魅力的な作品となっている。

マット・デイモン演じる新人弁護士ルーディは、ロー・スクール卒業後、大手に就職できず悪名高き弁護士ストーン(ミッキー・ローク)の下で働くことに。司法試験に落ち続ける先輩デック(ダニー・デヴィート)と共に、白血病患者への支払いを拒む保険会社への訴訟に挑む。被告側弁護人ドラモンドをジョン・ヴォイト、保険会社の社長にロイ・シャイダー(「ジョーズ」ファンには彼を観れるだけでも本作を観る価値あり)、キプラー判事をダニー・グローヴァーが演じている。病院で示談交渉のクライアントを探すルーディーは、夫から暴力を受けているケリー(クレア・デインズ)と出会う。

物語は保険会社との訴訟を軸に、ケリーのDV問題や大家の遺産相続などへルーディーが真摯に向き合っていくというものである。当時「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年)」で一躍時の人となったマットの主演作ということもあり、公開当時は大変話題となった作品である。

代表作「ゴッドファーザー」シリーズの巨匠フランシス・フォード・コッポラはシリアスな題材をユーモラスな語り口で演出。他のグリシャム作品と一味違うテイストが楽しめる。

それでは、また別の作品紹介でお会いしましょう。「さよなら、さよなら、さよなら!」

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