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おすすめクリント・イーストウッド監督作品10選

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現役最高の映画監督の一人。豊かな才能で多ジャンルの人間ドラマを巧みに描写。41本の監督作から10作品を厳選。U-NEXTなら監督作のほとんどが視聴可。

初監督作「恐怖のメロディ(1971年)」から、最新作「クライ・マッチョ(2021年)」まで、独自の視点やスタイルで西部劇からドラマ、スリラー、戦争映画など、さまざまなジャンルの映画で才能を発揮している。

リアルな人間ドラマは彼の真骨頂であり、キャラクターの心情や葛藤を深く追求し、人間の複雑さや善悪のグレーゾーンを描き、観客に共感させ考えさせる。

またイーストウッドの監督作品はしばしば社会的・道徳的なテーマを取り上げており、戦争、人種、倫理、犯罪など、重いテーマを扱いながらも、客観的かつ感情的に深く掘り下げている。

レベルの高い全監督作41作から厳選した10作を先ずは鑑賞して欲しい。

★イーストウッド出演作

1「.ミリオンダラー・ベイビー(2004年)」

出演:ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン

女子ボクシングを題材にした、主人公(ヒラリー・スワンク)が決して得られなかった父親と、トレーナー役(イーストウッド)が決して得られなかった娘の、ラブストーリー。元ボクサー役のモーガン・フリーマンが助演男優賞、ヒラリー・スワンクが主演女優賞、イーストウッドは二度目の監督賞、そして作品賞を受賞とアカデミー賞の主要部門4冠を達成したイーストウッドの最高傑作。

2.「許されざる者(1992年)」

出演:ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、リチャード・ハリス

西部劇役者として有名になったイーストウッドが、師と仰ぐドン・シーゲルとセルジオ・レオーネに捧げた「最後の西部劇」。西部劇では獲れないと言われるアカデミー賞で、作品賞・監督賞・助演男優賞(ジーン・ハックマン)など受賞。監督作16作目にしてアカデミー賞を受賞したイーストウッドの分水嶺的作品である。以降の作品のクオリティーの高さは目を見張るものがある。

3.「グラン・トリノ(2008年)」

出演:ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー

主演のイーストウッド以外は有名な役者は出演しておらず、しかもモン族という少数民族の家族との交流というストーリーを感動作に昇華させるイーストウッドの手腕に脱帽。年齢、人種、世代を超えたコミュニケーション、アメリカの縮図が揃った、イーストウッド作品の定番のテーマである。俳優としての演技も素晴らしい。

4.「アメリカン・スナイパー(2014年)」

出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス

アメリカ海軍特殊部隊で最強の狙撃手と呼ばれたクリス・カイルの人生を描いた伝記映画。クリス・カイルの心理を繊細にリアルに演じたブラッドリー・クーパーと、イーストウッドの過剰さを排除した演出により観る者の魂を揺さぶる傑作。

5.「パーフェクト ワールド(1993年)」

出演:ケヴィン・コスナー、ローラ・ダーン、T・J・ローサー

公開当時、ケヴィン・コスナーが悪人を演じる、イーストウッドとの共演が話題となった。そのどちらもが中途半端であるが、イーストウッド作品の魅力が詰まった傑作。

6.「インビクタス 負けざる者たち(2009年)」

出演:モーガン・フリーマン、マット・デイモン

ラグビーを通して南アフリカの民族融和を実現したネルソン・マンデラ。マンデラを演じたモーガン・フリーマン、チームのキャプテン:フランソワ・ピナールを演じたマット・デイモン、二人の好演とイーストウッドの演出で描かれる実話を基にした感動作。

7.「硫黄島からの手紙(2006年)」

出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、松崎悠希、中村獅童

太平洋戦争での硫黄島の戦いを、日米双方の視点から描いた意欲作。アメリカ側視点の作品が「父親たちの星条旗(2006年)」で、日本側で描かれた作品が本作である。日本人俳優で構成されたキャスト、全編ほぼ日本語の作品をイーストウッドは見事に演出している。本作はアカデミー賞で作品賞にノミネートされた。アメリカ映画では野蛮人の様に扱われる日本兵が誇り高く描かれている。

8.「ペイルライダー(1985年)

出演:マイケル・モリアーティ、キャリー・スノッドグレス

クリント・ウッド・イーストが演じる謎めいたヒーローが、不正や弱者のために戦う姿を描いた、古典「シェーン(1953年)」を彷彿とさせる西部劇。過小評価されがちな名作。

9.「ジャージー・ボーイズ(2014年)」

出演:ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ヴィンセント・ピアッツア、クリストファー・ウォーケン

この10作の中で一番異論がある作品だろう。個人的に外せない作品である。本作は別記事で紹介している為、興味ある方は是非。

10.「運び屋(2018年)」

出演:ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、アンディ・ガルシア

90歳の老人が主役の物語でも、脚本と演出で一級の作品になる。実話を基に90歳で麻薬の運び屋となった、堕ちていく老人の物語を「グラントリノ(2008年)」以来自らの監督作品に主演でカムバック。

ここで挙げた10作以外にも、「目撃(1997年)」、「スペースカウボーイ(2000年)」、「ミステイック・リバー(2003年)」、「ハドソン川の奇跡(2016年)」など名作が多く枚挙にいとまがない。

何を観るか迷ったら、イーストウッド監督作を観る。

それでは、また別の作品紹介でお会いしましょう。「さよなら、さよなら、さよなら!」

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本ページの情報は2024年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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