PR

「刑事コロンボ」の魅力を再発見

TV作品
記事内に広告が含まれています。

古畑任三郎が好きな方は必見!人気の吹替え版は「Hulu」で視聴可能!

1968年~2003年(旧シリーズ45作、新シリーズ24作)アメリカ

原題:Columbo

監督:スティーブン・スピルバーグ「構想の死角(1971年)」他

出演:ピーター・フォーク

初めて刑事コロンボを見たときの衝撃は忘れられない。それまで刑事ドラマというものは、犯人が誰かを推理していく、それが面白さと思っていた。本シリーズは、その常識を打ち破り犯行シーンから物語が始まるのである。最初から犯人が分かっていて、その犯人をコロンボが追い詰めていく、その過程が本作の醍醐味である。

田村正和が演じた人気ドラマ「古畑任三郎」で、本形式のストーリーに触れ、その面白さに夢中になった方も多いだろう。元ネタは「刑事コロンボ」である。

本シリーズが30年以上続いたのは、何といっても主演のピーター・フォークの名演技と個性あればこそ。そして犯人役をスターが演じるという点も人気の一因である。

しかしながら、その点ではSMAP、明石家さんま、福山雅治、イチローといった犯人を登場させた古畑任三郎と異なり、これから本シリーズを見ようとする方には、当時のアメリカのショービズ界の状況を知らない限り、その魅力を感じることは出来ないが、一旦作品を見始めると問題なく楽しめるであろう。自身も小中学生のころ本作を見ていたが、犯人役の俳優の情報など知らずとも十分楽しめていた。大人になり再見し、スタートレックのカーク船長(ウィリアム・シャトナー)「ルーサン警部の犯罪」やミスター・スポック(レナード・ニモイ)「溶ける糸」、カントリーの大御所ジョニー・キャッシュ「白鳥の歌」が犯人役だと知り、新しい面白さを体験できた。

最後に個人的におすすめのエピソードを紹介したい。

・19話「別れのワイン」:シリーズ屈指の名エピソードと名高い!

・25話「権力の墓穴」:犯人が上司である警察副本部長という設定が秀逸!

・36話「魔術師の幻想」:コロンボと犯人の魔術合戦が楽しい!

全作品それぞれに魅力があるので是非「刑事コロンボ」シリーズを堪能してほしい。

それでは、また別の作品紹介でお会いしましょう。「さよなら、さよなら、さよなら!」

タイトルとURLをコピーしました