この映画の魅力を現在語るとしたら
1942年 アメリカ
原題：Casablanca
監督：マイケル・カーティス
出演：ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード
上映時間：102分
舞台は第二次世界大戦中、ヨーロッパからナチスの手を逃れた人々が集まる、アフリカのフランス領モロッコの街カサブランカ。ナイトクラブを経営するリック（ハンフリー・ボガート）の前に、アメリカへの亡命を目論むレジスタンスの指導者ラズロ（ポール・ヘンリード）が現れる。そしてその傍らには、かつてリックが愛した女性イルザ（イングリッド・バーグマン）の姿があった･･･。
子供のときに観て以来、その物語に魅了され、これまでに何度も鑑賞している大好きな作品であるが、現在において、この映画の魅力を伝えるには何を語ればいいだろう。
アカデミー作品賞を受賞しているが、敬遠されがちなモノクロ作品、二大スター共演と言え、ハンフリー・ボガートよりブラッド・ピットやキアヌ・リーヴスの方が現在の感性からすればかっこいいし、イングリッド・バーグマンの魅力は作品を観れば伝わるが、彼女が出ているから観たいというのは少数派だろう。
またマイケル・カーティス監督も優れた監督であるが、巨匠と言われるジョン・フォードやハワード・ホークスなどと比べて、現在まで語り継がれる作品は少ない。
それでも多くの方に観てもらいたく本作を取り上げたのは、ラブロマンス映画として有名であるが、戦時下という状況で人間はどのように生きるのか、ボギー（ボガート）の行動を通して男の美学を知る、そして最高の友情の物語を堪能できるから。どちらかといえば男性目線の作品のため、リックの行動は女性には共感されにくいかな。
ボギーとバーグマンに魅了される作品だが、その他のキャラクターも味わい深い。このブログで興味を持ってもらえたら嬉しい。
それでは、また別の作品紹介でお会いしましょう。「さよなら、さよなら、さよなら！」
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